絵を見ているだけで、どういうお話か分かる絵本です。
絵の力が大きいので、短い文章で書かれているのがバランスがとてもいいです。
ヨンイがおじいさんにかさをさしかけてあげるところは、ヨンイが近づいているところからおじいさんの目線で描かれています。
そのシーンが心に残りました。
おじいさんはもしかしたら、布張りのかさだったら遠慮なく持っていったのかなと思いました。
粗末なかさだから、その子とっても大事だと思って返したのだと思います。
子どもには、教訓として読むのではなく、美しい一編の詩のように読んであげて欲しいです。