安野光雅さん流深い寓話のようなお話です。
大きなものの好きな王様のエピソードです。
何もかも大きいものを所望する王様のわがままぶりがすごいです。
あの手この手でそのわがままをかなえる家来たちも偉いですねえ。
その光景は愉快です。
しかもこの王様、むし歯が痛いだの、思い通りならなかったりすれば、
大泣きするというキャラクター。
大きいものを身に着けているから、子どもみたいな容姿なんですけどね。
それでも、思い通りにならないのが最後のオチでしょうか。
凛と咲く小さなチューリップ。
この存在感を感じてほしいですね。
幼稚園児くらいからでしょうか。