この本のタイトルをみたとき、
「あいうえおのことば」が並ぶ絵本なのかな・・・と。
ページをめくると たくさんの葉っぱのうえに
たくさんのひらがな。
娘は、『あ』から順に指でたどり始めました。
ここでは、文字たちはバラバラ。何の意味も持ちません。
突如強い風に吹かれ、いくつかが吹き飛ばされてしまった文字たち。
今度は飛ばされまいと、虫たちの助言をもとに
『ことば』そして、『ぶんしょう』へと進化を遂げていきます。
うーん、ナルホド。
これは、こどもの成長ともとれ、人類の進化ともとれます。
最後は、平和へのメッセージまで盛り込まれているところが、
また素晴らしい。
風に吹かれるように
自然な流れで、進化していくさまは、詩的ですごく素敵でした。