ロングセラー
ゆびたこ

ゆびたこ(ポプラ社)

  • びっくり
  • 役立つ
新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて」 渡”邉恵’里’さんの声

ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて 文:かどの えいこ
絵:福原 幸男
出版社:ポプラ社 ポプラ社の特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:2019年01月07日
ISBN:9784591161180
評価スコア 4
評価ランキング 32,407
みんなの声 総数 1
  • この絵本のレビューを書く
  • 1959年、移民として24歳の筆者は夫と一緒にブラジルで2年暮らした。全く言葉がわからないが、ブラジル人たちとごちゃ混ぜになって暮らしてみた実話をもとに書いた初めての作品。
    たくさんの素敵な物語を紡ぎ出している作家の、意外な一面がたくさん見られる貴重な資料とも言える。

     ブラジルについたエイコは、下宿先の一家の9才の息子「ルイス」と一緒にサンパウロのあちこちを行ったり来たり。ルイジンニョと呼ばれるこの子は、勉強はさっぱりで、イタズラばかり。嘘をついて通知表に母親のかわりにサインをさせようとしたり、やりたい放題。エイコはイタズラ坊主に振り回されながらも、ブラジルの庶民の生活をいろいろ体験し、受け入れ、間違いや文化の違いにもめげずに、どんどん面白いことを吸収していく。みずみずしい感受性と、まだ荒削りな筆致が愛おしい。読者の自分も、同じ町で生活しているような気分にどんどんなっていく。

     後書きを読んで驚いたが、筆者は「自分が本を書くなんて、考えたこともなかった。」という。2冊目の本は、この作品から7年目に出たという。長い作家生活で、順風満帆のように勝手に思っていたが、人の人生はそんなに簡単ではないのだなと、改めて思った。
     ルイジンニョ少年とエイコとの生活のように、一筋縄ではいかないいろいろな出来事を乗り越えて、今があると思え、いろいろな時代に書かれた本を読める幸せをゆっくりと噛みしめました。
    昔の雰囲気と、今の暮らしが両方味わえる作品です。

    投稿日:2019/09/02

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて」のみんなの声を見る

「ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

いないいないばあ / ぐりとぐら

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



編集長・磯崎が新作絵本を推薦!【NEXTプラチナブック】

みんなの声(1人)

絵本の評価(4)


全ページためしよみ
年齢別絵本セット