街の水車小屋の上でダムを守る仕事をしている豚君のお話です。
身なりが汚いからと、いじめられても自分の仕事を言わないで耐える姿がとても切なく思いました。
特に小学校時代は、少し異質な子は住みにくい子供たちだけの世界があります。
どうして、子供は異質なものに敏感なのかなーと・・しみじみ思いながら読みました。このお話は先生は出てこないで、ひたすら子供たちの友情を描いています
内容はシビアですが、絵がとてもかわいいのが救いです。豚君によき理解者が表れてよかったです。理解をしてくれる友達がいることはとても子供にとって心強いです。
シリアスなお話だけに、二匹で絵を描く場面がとても素敵で華やかに思えます。
学校の読み聞かせにぜひ使いたい作品です。