『願いがかなうふしぎな日記』の続編
と、いっても、主人公が友達に
スライドしています
今度は「魔法」???
保育園では伸び伸びできたことが
ど〜も、学校になると
「成績」という枠組みで
人間性まで否定されちゃうような・・・
努力しても、あの子には勝てない
とか
勝ち負けじゃないと思うのですが
友達との間に優越を付けてしまう感覚とか
自己肯定感が持てないとか
それと、まだ成長過程で
面倒臭いことしないで
「こうだったらなぁ〜」「こういうふうにできたら」という
希望というか、願望というか
魔法が使えたら・・・とか
楽にできるようなーという妄想(笑 といいますか
誰しもが考えることかと思います
そこをうまくつかんで
小学5,6年生の心理をついているなぁ〜と
思った作品です
男友達、女の子の友達、姉弟、おじいちゃんとの交流・・・
あこがれ、真似、友達に笑われても・・・そして、気づき
主人公の竜也くんは「努力」は「ださい」と思っています
でも、運動や勉強のできる子に対して
羨ましいというか、ねたみというか
そちらの気持ちのほうが強いように思われます
「ださい」と思われている「努力」という気づきも
具体的な場面で、なるほど〜と思わせてくれます
竜也くんの成長の様子が、読むほどにわかって
読み手のほうもうれしくなって
勇気をもらえる のかもしれません