とても可愛いらしいイラストで、これから入園するぐらいの小さなお子さんにも安心して読んであげられる優しさにあふれた絵本。
人間の子供たちばかりの幼稚園に、ある日、ゾウが入園(?)してきます。
体がとても大きいので、ほかの子が楽しんでいるような、かくれんぼや滑り台では一緒に遊べません。
それでも、みんなはゾウのフンパーディンクと一緒に遊べるように工夫します。ここで仲間外れにしたり、怒ったりする子はいません。
なんて優しい子供たちなんでしょう!
フンパーディンクも喜んでみんなと一緒に遊びます!
絵本では「違い」や「個性」が分かりやすいように新入生をゾウにしていますが、人間同士でも同じこと。
みんなそれぞれ好きなことや得意なことや苦手なことは違います。
その違いを受け入れる方法を少しだけ工夫したら、みんなが楽しめることを小さなころから無意識にできるようになるといいですね。