表紙のおでん種がみんなにこにこしているのが印象的です。
実は、すでにここで主題が提示されているような気がします。
おでん種たちが、それぞれ「自分がおでんのおうさま」と主張する趣向です。
それにしても、バリエーションの豊かさに驚かされます。
この辺りは、地域性も楽しみたいですね。
だしこぶの存在感も滋味深いです。
もちろん、おうさまの結論も味わい深いです。
おでんのお伴には、からしがさりげなく描かれていますが、
生姜醤油などの食文化の地域もあるので、
ぜひ、お知り置きを。
意外に奥が深い作品だと思います。
幼稚園児くらいからでしょうか。