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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

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となかいはなぜサンタのそりをひく?」 ジュンイチさんの声

となかいはなぜサンタのそりをひく? 作:モー・プライス
絵:アツコ・モロズミ
訳:松野 正子
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:1994年
ISBN:9784001106213
評価スコア 4.57
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みんなの声 総数 22
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  • 大笑いできる作品

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 広島県
    • 男の子12歳、男の子6歳

    絵は、アツコ・モロズミさん。
    この作品が、2作目ということですが、最初1993年にイギリスで発刊されています。
    調べたら、彼女は1955年生まれで、広島大学、筑波大学大学院を卒業後、イギリスのロイヤル・カレッジ・オブ・アーツで博物学のイラストレーションを修め、イギリス在住のようです。
    訳は、「ふしぎなたけのこ」等で知られる松野正子さん。
    昨年末に亡くなられておりますが、素晴らしい作品を邦訳されたものだと思います。

    原題は、Why the reindeer were chosen?
    何故、トナカイは選ばれたのか?というのが直訳です。

    物語は、ソリがなく、サンタクロースが妖精のエルウィンとプレゼントを歩いて運んでいたシーンから始まります。
    サンタクロースは、これ以上配れないと、エルウィンに告げるのです。
    そこで、エルウィンは、仲間と秘密裏にソリを製作して、サンタクロースにプレゼントします。

    問題はこれから。
    誰がソリを曳くかです。
    この絵本がユニークなのは、それを公募したこと。
    世界中の動物達がやってきては、ソリを曳くのですが、どれも上手くいきません。
    ゾウ、ワニ、ハスキー犬、果てはカンガルー、猪に至るまで、どれも大笑いの展開です。
    ゾウが屋根に降り立つや否や屋根が潰れるシーンや、跳ねるカンガルーの乗り心地の悪さは、想像しただけで楽しさ満点。
    アイデアの勝利と言えそうです。

    そこに登場したのが、トナカイ。
    谷に落ちた友人を救いに行くために編成されたのですが、やはり、ソリにトナカイは似合うと再認識出来ました。

    ストーリーの面白さは言うまでもありまえんが、アツコ・モロズミさんの絵がそれを十二分に惹き立てています。
    北国の暮らしぶりやその季節感は言うに及ばず、表裏表紙一面に描かれたソリの絵は、見事としか言いようのないものだと思います。

    クリスマスにオススメの作品が、また1つ増えました。

    投稿日:2012/02/23

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