話題
まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

ジュマンジ」 夏の雨さんの声

ジュマンジ 作:C.V.オールズバーグ
訳:村上 春樹
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2019年12月09日
ISBN:9784751529584
評価スコア 4.5
評価ランキング 8,821
みんなの声 総数 3
  • この絵本のレビューを書く
  •  1996年に今は亡きロビン・ウィリアムズ主演で封切られた映画「ジュマンジ」はてっきり映画オリジナルの作品だとばかり思い込んでいました。この絵本を読むまでは。
     映画にも原作と表示されていたそうですが、これは『急行「北極号」』などの作品で知られるクリス・ヴァン・オールズバーグの絵本が原作です。
     原作は1982年に刊行され、日本では1984年に辺見まさなおさん訳で一度出版されています。
     それから30年以上経って、2019年12月に出たのが村上春樹さん訳のこの絵本。
     村上さんの訳ということで、この作品も多くの読者に読まれることでしょう。
     もしかしたら、その多くは映画「ジュマンジ」を観ているかもしれません。何しろ続編まで作られて、人気シリーズになっていますから。
     でも、これはあくまでも原作ですが、映画とはかなり違います。

     「ジャマンジ」というのは謎のボードゲームのこと。
     ある日、ジュディーとピーターの姉弟が公園の片隅でこのゲーム盤を見つけます。
     一見何の変哲もないボードゲームですが、そこに付いていた「解説書」には「ゲームが始まったらゴールするまで終われない」と書かれています。
     このあとこの二人がどんな恐ろしいめに会うかは絵本を読んでもらうとして、この絵本の本当の怖さは最後に出てきます。
     二人が怖くて捨てたこのゲーム盤を「解説書」なんか読むことのない別の兄弟が拾ってしまうのです。
     その先は読者の想像次第。

     きっとこの絵本は様々な新製品が出たら、まず「解説書」をよく読むようにという教訓が書かれているのだと思います。

    投稿日:2020/02/02

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「ジュマンジ」のみんなの声を見る

「ジュマンジ」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

きんぎょがにげた / しろくまちゃんのほっとけーき / もこ もこもこ / おつきさまこんばんは / はらぺこあおむし / いないいないばあ

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



絵本ナビ編集長『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』2月24日発売!

みんなの声(3人)

絵本の評価(4.5)


全ページためしよみ
年齢別絵本セット