あいちゃんの『ええところ』、ともちゃんの『へなちょこ』と、
友情の素敵さを描いてありましたが、
今作は、一人で過ごす時間も大切、という視点が新鮮でした。
本を読んで一人で過ごすのが好きなはなちゃんが主人公。
ともちゃんやあいちゃんがドッジボールに誘ってくれても、うまく仲間に入ることができないのですね。
はなちゃんには、はなちゃんの世界がある、
そのことをしっかり肯定してくれるのがうれしかったです。
もちろん、そんなはなちゃんをちゃんと受け入れてくれるお友だちに存在も素敵です。
腹話術人形がいいヒントを与えてくれたようですね。
小学生に届けたい作品だと思います。