古典落語にもあるようですが、
講談として有名な、「西行 鼓ヶ滝 」のエピソードを絵本にしたものです。
実は、この鼓ヶ滝の歌碑の近所に住んでいるため、
見過ごすわけにはいきませぬ。(笑)
歌詠み西行法師のエピソードです。
その名の通り、鼓の音のような滝の様子を歌に詠んだ西行が、
一夜泊めてもらった貧乏家で、その歌を直されてしまうのですね。
しかも、老夫婦と孫娘、3人に!
でも、実に的を得た改作にびっくりです。
最後のオチはなかなかに教訓に満ちています。
今作の歌にあるタンポポの花は、歌碑ではしら百合の花。
この違いは色々調べましたが、不明のままです。
それでも、地元民としては、小学生くらいから知っておきたい作品だと思います。