雄のつばめのビジューは、越冬地のでダチョウからもらった大きなダイヤモンドを持って、生まれた国に帰ってきました。そこでフルールと出逢い巣づくりを始めます。二羽が愛の巣を作った軒の下では、優しいおねえさんが住んでいました、、、。
フランス語で「宝石」と「花」という名の二羽のつばめたちが、甘く、逞しく生きる物語。つばめの生態も詳しく描かれており、子どもの教育絵本としてもおすすめ。また、新婚の友人へのプレゼントにしても粋だと思いました。
絵本『わすれものをとどけに』や『さいこうのスパイス』などの作者として、人気上昇中の亀岡亜希子さんの初期の絵本。現在の作風とはまた異なり、のびやかで勢いのある絵。色彩の豊かさはこの頃から変わっていないのですね。
エンディングで、ビジューのダイヤモンドとフルールの花々がいずこへ運ばれるのか、、、ぜひ読んでみてください。