最近レオ=レオニの『びっくりたまご』を読んだので、同じタイトルのこの本を本屋さんで見つけて読んでみました。
たまごって何か不思議なものが潜んでいる様な気がするので、そのたまごのわくわく感をモチーフに、同じタイトルの絵本が誕生してしまったんでしょうね。きっと。
さて、こちらの『びっくりたまご』は、たまご自身がすごい能力を持っています。
その能力が、最初はたまごを煙たがって巣から追い出そうとした兄弟を助け、最後には、兄弟から仲間意識を引き出します。
煙たがられても、自分の力を信じてイジイジしないことが事態の好転を呼び、素晴らしい力は、差別する心も乗り越えてしまうのかもしれません。
文字数も少なくて簡潔ですし、最後まで全貌を現さないぶつぶつたまごに対する興味も尽きないので、小さいお子さんでも最後まで読みきることが出来ます。