いつもは大人しい雄牛のアダムがあばれだします。
大人たちはどうすることもできません。
とうとう、撃ち殺せと言う人も出てきます。
そんな時、7才のカッレは状況を冷静に見て判断します。
そしてアダムに優しく話しかけるのです。
その一言が温かいのです。この訳は素晴らしいと思いました。
見事にカッレはアダムをなだめる事ができました。
絵がおはなしにぴったりです。
タイトルページのカッレの絵で、カッレの性格が分かります。
動物の世話をしているスベンソンさんの最初の絵からも、スベンソンさんの動物への愛情が伝わってきます。
カッレがアダムをなだめるシーンの絵が一番好きです。
それにしても、アダムはなぜ暴れだしたのでしょうね。