話題
まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

ロングセラー
ゆびたこ

ゆびたこ(ポプラ社)

  • びっくり
  • 役立つ

おじいさんのダイヤモンド」 ジュンイチさんの声

おじいさんのダイヤモンド 作・絵:セシリ・ジョセフス・イッタ
訳:池上彰
出版社:今人舎
税込価格:\1,650
発行日:2006年07月
ISBN:9784901088459
評価スコア 4
評価ランキング 26,976
みんなの声 総数 8
「おじいさんのダイヤモンド」は現在購入できません
  • この絵本のレビューを書く
  • 訴求ポイントが少し呆けている感あり

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    オランダの2004年の作品。
    副題に「富を考える」とあり、訳は池上 彰さんですから、否が応にも期待は高まります。
    最初の4頁は、ある大きなダイヤモンドの変遷の話。
    そして、ユダヤ人のおじいさんが購入します。
    時は1938年。
    第二次世界大戦の開始前で、おじいさんは、戦争が始まる前に妻と娘をイギリスに連れて行こうと考えます。
    その当座の費用の捻出のため、そのダイヤモンドをイングランド銀行の金庫に預けるのです。
    でも、妻と娘の反対にあって、そのままオランダに住み続けることになるのですが、おじいさん夫婦は連行されてしまいます。
    ユダヤ人に対する迫害のためです。

    娘とその夫は、屋根裏部屋に隠れ生き延び、時は流れ、その息子がイギリスにダイヤモンドを取りに向い、物語は終わります。

    話の半分は、戦争に纏わるユダヤ迫害の状況が克明に描かれていて、この部分は、なかなか読み応えがあります。
    イギリスに渡っていたら、全く違った人生を歩んでいたと振り返って思うのは、人生の無常を多いに感じさせるもの。

    でも、ダイヤモンドとの関係が、上手く描かれていないのです。
    ダイヤモンドの価値は変わらない、戦争中は紙幣は単なる紙切れになったと言っても、この本の中にはそんな事実は出てこないし、あるのは池上さんの解説だけ。
    これで、富を考えると言われても、考えようがありません。
    素材はとても良いのですが、何を訴えたいのかがぼやけてしまっている気がしてなりません。
    少なくとも、紙幣の価値とかの基本的な知識がないお子さんにはオススメできないと思いました。

    投稿日:2011/07/19

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「おじいさんのダイヤモンド」のみんなの声を見る

「おじいさんのダイヤモンド」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

きんぎょがにげた / しろくまちゃんのほっとけーき / もこ もこもこ / いないいないばあ / がたん ごとん がたん ごとん / おつきさまこんばんは / はらぺこあおむし / くだもの / ぐりとぐら / じゃあじゃあびりびり

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



児童書出版社さん、周年おめでとう! 記念連載

みんなの声(8人)

絵本の評価(4)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット