金原瑞人さんの邦訳でとても読みやすかったです。
ナチス・ドイツの起こしたユダヤ人迫害の一つで、実際にあったお話です。
この作品の作者は、主人公のトビー(姉)とレイチェル(妹)のそれぞれの娘たちで、自分たちの母親にむかし実際起きた事件を形にしたものだそうです。
物語を読み終えて、一番ほっとしたのは、2人が生きてユダヤ人収容所を出ることが出来たということでした。
多くの犠牲を出した「ホロコースト」は忘れてはいけない、語り継いでいくべき歴史です。
絵本という読みやすい形になっているので、ぜひ、たくさんの子どもたちに手に取ってもらいたいと思います。