ちょっと出来過ぎと思ってしまうくらい素晴らしいストーリー。本の楽しさ素晴らしさを堪能できる絵本です。
王子が自分の家に帰るときに持たせた、オットー王の手紙の中の「本はだれとでもわけあえる宝物だ。そして本もまたともだちだ」という言葉には感動しました。ずっと心に残したいと思っています。
挿絵の美しさもまた表紙の見返しには、AからZまでのアルファベットが、それぞれにいろいろな物語をモチーフにして描かれています。「おおきなかぶ」や「浦島太郎」もありました。「これは知らないおはなしだね」などと、娘たちと話す時間も楽しかったです。