新米あります!の、のぼりに思わずほかほか湯気の出ているご飯を盛ったお茶碗を想像してしまうのは私だけではないはず。そんな季節にピッタリの絵本を発見しました。「おむすびさん」自らの田植え???とワクワク好奇心でもって読み進めていくと、”田植えの日”にご近所さんの皆さん(鮭さん、たらこさん、昆布さん)などのおむすびの具さん達がお手伝いをして田植えをするんです。せっせっせっと腰をかがめて広い田んぼに稲の苗を植える姿はのどかな空気が感じられます。皆さんのお昼を食べている姿には、一緒にほっと一息ついたりと、日頃中々体験できない”田植え”体験が出来ます。本当の大変さは実際体験してみないと実感は出来ないでしょうけれども、お米一粒の大切さをありがたさを少しは分かってもらえそうな気がします。そしておむすびさんちの田植えが終わって、一緒に働いた皆さんとともにお風呂につかって、「みんな生き返りました」と言う表現にも触れられて、こんな時に使う言葉なんだと実感できます。これであしたもがんばれそうです。と前向きなラストシーンがまた気に入っています。