誰もが知っているお話「ごんぎつね」。
新美南吉の世界が絵で完全に再現されています。
繊細なタッチ、柔らかい色合い、日本的な色彩感覚。
絵と本文の融合がすばらしいです。
小さないたずらをしてしまったさびしいきつねの「ごん」。埋め合わせをするつもりが裏目に出てしまい。。
あまりにも悲しいラストで子供向けには躊躇される方もいらっしゃるかもしれません。
でも、失われてしまった、美しい日本の風景や風習をこの機会に知ってもらうのもいいことだと思います。
そしてなによりも早いうちに「美しい日本語」に触れて欲しいです。
おすすめです。