ドーナツ池に住んでいるメダカたちの遠足のお話しです。
「まいごにならないように 行ってきてください。出発。」
と先生に言われ、子どもたちだけで、一日かけてドーナツ池をまわります。
ドーナツ池は丸いから、まいごになったら、岸に沿って泳げば元の場所へ戻ってくると先生に教えられていた子どもたちですが、大雨でドーナツ池が虫めがね池になっていて、ドキドキハラハラの道のりでした。
「大きな目玉を、ぱっちり開けば、見えないものは、何もないのだーっ。」
と嬉しそうな子どもたちですが、一生懸命見ていても見えていないものがいっぱい。
そこはやはり、いろいろな経験を重ねて見えてくるものもあるのでしょう。
見えないものまで感じとる心が育つといいなと思いました。
それにしてもあんなに怖い目にあったのに、「きのうはまいごになってしまったので、今日も遠足にします。」と先生に言われ「わーい」と喜ぶ子どもたち。
怖かったけどみんな一緒で楽しかったんでしょうね。