2016年に、イギリスが難民の子どもたちの収容を拒否した事件がきっかけで書かれた詩が絵本になったものです。
日本は島国なので、海外から難民がやってくるという話はほとんど聞きませんが、
絶えず紛争が続いているヨーロッパなどでは、難民問題は社会的に大きな問題になっています。
どこにでもいる普通の子が、戦争で、家族も家も失い、居場所を求めてさすらわなければならない状況を、私たち日本人はなかなか想像できません。
こういう絵本に出会うことで、これからを生きる子どもたちが、少しでも世界の他の地域で生きている子どもたちに、目を向けるきっかになってくれたらいいなと思います。