『THE DAY WAR CAME』が原題。
表紙の絵が印象的です。
そして、不気味な題名。
こんな少女に?
そう、戦争は無差別にやってくるのですね。
家族と平穏な暮らしをしていた少女の視点で語られます。
いつも通り、学校へ登校し、授業を受けているときに受けた爆撃。
学校も家も町も、家族も先生も友だちも一瞬に失うなんて。
ただひたすら逃げた地で受けた光景も非情です。
座る椅子がないから、という理由で、追い出されるのですね。
2016年のイギリスでのエピソードを基に、詩作、のちに絵本化された作品。
子どもを救ったのも子ども、というのも印象的です。
難民という子どもが存在するという事実を感じ取ってほしいです。
小学校高学年くらいから、平和学習に。