生真面目に生き、変化を求めない
とてもまじめなサラリーマン、マジノマジヒコ氏と
その家に代々住み着いているオバケ氏との
心温まる交流物語。
オバケと言っても怖さは全くなく
むしろオバケのおかげで、今までになかった一面が見え始める・・
その変化が面白くて、引き込まれます。
人間ってきっと
他人に見せている一面やイメージなんて、
自分の中にある要素のうちのほんの一部で
そして、たいていの人は、その裏となる要素も持ち合わせてるんだと思います。
(くそまじめな人の中にも、ふざけてしまう一面があったり、
人をだます大泥棒でも、人助けしてしまうように一面があったり・・)
「こんなひと」と決めつけることは
その人の大事な部分を見過ごしてしまうかもしれません・・。
そんな気持ちになった本でした。