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むげんことわざものがたり

むげんことわざものがたり(偕成社)

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アンナの赤いオーバー」 ヒラP21さんの声

アンナの赤いオーバー 作:ハリエット・ジィーフェルト
絵:アニタ・ローベル
訳:松川 真弓
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:1990年12月
ISBN:9784566002883
評価スコア 4.77
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  • オーバーに込められたみんなの思い

    「戦争が終わったら新しいオーバーを買ってあげよう」と約束したお母さん。
    戦争は終わったけれど、店はからっぽ、お金もない。
    だけど、お母さんはアンナに1年かけて約束を果たします。
    金時計と交換に羊の毛を手に入れ、ランプとひきかえに羊毛を毛糸に紡いでもらい…。
    お母さんは身の回りの物と交換にオーバーを形にしていきます。
    アンナと一緒に赤く染めた毛糸は、これ以上ないと思えるほどの赤。
    オーバーを作るのに関わった人たちと一緒に開いたクリスマス。
    アンナにとってはこれ以上ないクリスマスでしょう。

    さりげなく描いているけれど、良く考えると重いお話なのですよ。
    表に出てこないけれど、戦争で荒廃した暮らし。
    お母さんはオーバーのために財産を削って行く。
    1年たってやっと普通の生活になってきたようですが、お父さんはいない。
    アンナにとって赤いオーバーはいろいろな思いが込められた衣服になったと思います。
    もう少し戦争が顔を出しても良かったのでは。
    しあわせ感いっぱいで受け取ってしまったら、オーバーの色は少し褪めてしまうのではないかと思います。

    投稿日:2010/12/17

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