この本を手に取ったきっかけは、月が「しかえし」するんだ!という
驚きからでした。
なんとなく、自分の中では勝手なイメージではありますが、
月と言えば、神様のように、人間たちに何かを「与える」存在で、
まさかしかえしをするなんて、考えられなかったのです。
一体どんな「しかえし」をするんだろう?
さて、このお話を、10才の息子と一緒に楽しみました。
確かに字も多くて長いのですが、
なんとも幻想的な絵、ぐいぐい引き込まれてしまうストーリー、
7,7,7,のミステリー。
妹のオクタビアが口をきいたと思ったら,その口から出た言葉は
思いもかけないこと。
本当に最後まで、お話の展開に釘付けになり、
最後の最後まで楽しめたおはなしでした。
4年生は学校で星や月のことを学んだと言うことで、
また、ちょうど満月できれいな月が見えた時期だったので、
おはなしを読み終えた後、親子で月をしみじみと眺めました。
親子でどっぷり月に魅了されました。