ロンドン交響楽団の協力を得て、CD付きでオーケストラ解説を試みた作品。
実在の指揮者、サイモン・ラトルが企画からオーケストラのコンサート本番までに行うことを追ったストーリー。
指揮者の役割はもちろんのこと、オーディションを行うことで、
各楽器の特性なども浮かび上がらせます。
指示されたCDトラックを聞くことで、楽器のイメージが湧くと思います。
用意されたCDは二枚組!
1枚目はいろんな曲からの採取なので、かなりのボリューム、読者がついていくのが難しいかもしれません。
2枚目は本番バージョンで、じっくりとボレロと田園を聴かせてくれます。
オーケストラを丸ごと聴いて感じる、でしょうか。
小学校高学年くらいから、じっくりと時間をかけて読んでほしいです。