新刊にあったのですが、原作は1962年にアメリカで初版が発刊されています。
絵のタッチが、大好きなにしかわ おさむさんに似ていてとても優しいので気に入りました。
物語は、時計屋さんにある沢山の鳩時計のうち、一つだけが遅れて時を告げるのが村人の人気になっているというところから始まります。
そんな時に、ある王様が全ての鳩時計を買うことになって、その一つを修理しないとならなくなります。
なんと、その鳩時計が遅れて時を告げる原因は、鳩がねぼすけだから。
時計屋の主人は、思いもよらない工夫で、その鳩時計が正確に時を告げるようにします。
でも、その鳩時計は売らないで、時計屋さんに残ることになるのですが、読者の方はみんな残って良かったと思うのではないでしょうか?
ほのぼの感が全体に溢れていて、安心して読み聞かせ出来る絵本です。
ただ、文章量が多いので、子供が集中しているときでないと
読み聞かせが難しいかも知れません。
小学校1〜2年までがお勧め。