アルフィーを楽しませようと一生懸命がんばる少年がけなげだなと、思いました。でも、アルフィーがちっともこたえてくれなくて、構わなくなっていきます。
アルフィーが家出をしたとき、胸が痛みました。少年に対してありがとうの気持ちでいっぱいだったと知って、じーんと熱くなりました。
少年の一方通行だと思っていた友情が、ちゃんと亀のアルフィーにも通じていたんですね。
リアリティーなにあふれた絵が見応えあります。すてきな物語で、小学校に入りたての子たちが自分で読んで感動できる絵本ではないかなと思います。もちろん、大人にもおすすめですが、特に多感な子どもたちにじっくり読んでほしいなと思いました。
ペットや動物とのふれあいについて、深く考えさせられて、心がほっこりしました。