『さいごのまほう』でベンチになったおばあさんのその後のお話です。
多くの人が集まるようになった不思議なベンチだったのに、いつの間にか古ぼけてしまい、新しいベンチにその座を奪われてしまい、また独りぼっちに。
そこに小さな女の子が訪れるようになり、彼女を包み込むようにする魔女のおばあさんの様子が、とても温かく、優しく感じられました。
月の光を浴びることで、新たな願いをかなえることが出来、生まれ変わります。
そしてまた、温かい気持ちで、多くの人を受け入れていくのだろうと思うと、魔女のおばあさんの優しさを感じると共に、これまでの生き方の中にあった寂しさが少し感じられ、ちょっぴり切なく感じるのでした。