最近、光吉さん訳の本を手当たり次第に読んでいます。
「ゆかいなゆかいなおはなし」シリーズというのが、幼年童話として読み応えもあり、おもしろいので気に入っています。
訳者は同じですが、作・絵は違うので毎回新鮮な気持ちで読めるのがいいです。
あとがきを読んで、野犬狩りという当時の背景があることを知りました。
白い犬が追いかけられているうちに、黒になったり、ぶちになったりするのがおもしろかったです。
見た目に囚われすぎて本質を見ない大人というのを揶揄しているのかなとも思いました。
繰り返しの効用と思いがけないラスト、風刺のきいた最後の文章がおもしろかったです。