背中を向けて顔だけこちらを向くアライグマの表情が印象的な表紙。
読んでから、改めて見てみると、そういう気持ちだったのね。と心がキュッとしました。
弟が生まれて、お兄ちゃんになったアライグマくん。
赤ちゃんばかりに手をかけて、かまってもらえないお兄ちゃん。ついには、気持ちが爆発して僕なんていらないんだ!と泣き出してしまいます。
上の子の気持ちを考えると切なくなってしまいました。
上の子も下の子もどっちも大好きというお母さんの言葉に偽りはないと思いますが、受け取る側の気持ちが切ないです。
我が家は、もう下の子も赤ちゃんではなくなったけれど、アライグマたちに自分達を重ねて見て、考えさせられました。