昔話の世界に入って、探検していった先で出会った魔女と悪魔。
レーザー銃でも死なない魔女をやっつけてくれた悪魔だけれど、ぼくは友だちになるのではなく、昔話から飛び出してしまった。
インパクトの強い谷川さんの詩だけれど、和田さんの絵があっけらかんとしていて、どのようにも取れる絵本のような気がします。
ぼくは、逃げ出したのだろうか?
ぼくは、拒絶したのだろうか?
低学年には道徳的に、高学年には心の持ち方として、子どものアイデンティティを大切にしながら、絵本好きであることを前提に読んでいきましょう。
取り扱い注意。
こちらの技量が試されるような作品でありました。