方丈記の冒頭の部分。自分も古文の授業で暗記した覚えがあります。暗記はしたもののその内容についてはあまり印象がない。
お題目のように唱えていたので、自分にとって『般若心経』とさして変わらない代物だったのでしょう。
この絵本は、その文章を視覚化したことで、目からウロコ状態にしてくれました。
方丈記の内容からすると、絵もマッチしていると思います。
息子の小学時代に、国語の先生から渡されたプリントで、現代、古典問わず名作を音読していた記憶があったので、読んでみたところ「これは知らない」との返事。
絵本としては良いのですが、子どもにとってとっかかりがないと少し難しいかも知れません。
方丈記を説明するだけの蘊蓄を持ち合わせていないので、これは大人向け?
中学校の授業で出番を待つことにします。