視覚障碍者の方に、活字を読むボランティアをしています。
書き言葉を音にしたときに問題になるのが、同音異義語。
だいたいは前後の文脈で、意味をくみ取ることができるものですが、
それが難しい場合があります。
その時は、漢字を説明したり、意味を説明したりして、理解を助けます。
この本は、常にそのことを考えている私のツボを
激しく刺激するものでした。
取る、撮る、採る、捕る、盗る・・・。
「とる」という言葉だけで
まだまだたくさんの漢字があります。
漢字を見ると、意味がなくとなく想像できるけど
音だけではたして・・。
私への挑戦状のような本でした。