『SMALL IN THE CITY』が原題。
表紙の男の子の物憂げな瞳がずっと気になっていたので、
手に取りました。
まずは、ただ、読んでみてください。
乗り物?
ああ、バスね。
下車して、町を歩いて。
語られる文章は、この男の子へ向けてのものでしょうか。
町の中の喧騒、あ、雪が降ってきた。
文章への違和感は、やがて、真相の気づきとなります。
男の子の行動が徐々に絵で明らかになります。
そして、なるほど、そうだったのか!
「LOST」の文字と、猫の絵。
大丈夫、という言葉は、ラストのシーンだからこそ、リアルです。
小学生くらいから、しっかりと絵を読んで感じてほしい作品です。