この絵本は、「きんのおのとぎんのおの」のアレンジバージョンです。
アレンジバージョンでも、正直者の木こりは自分の斧だけではなく金と銀の斧ももらえましたが、欲張りな木こりは何ももらえません。
これは原本と同じですが、池の中の出来事が、大きく違います。
なんと、神様は、欲張りな木こりをこらしめるために斧を与えなかったのではなく、斧を探していたために与えることができなかったのです。
何ともかわいらしいアレンジバージョン。
神様の飾らない性格にも親しみが持てますし、何より、それぞれの木こりを裁かないところに好感を抱きます。
読み聞かせをしたら、子どもたちに喜んでもらえそうです。