こちらの作者コンビの作品『花さき山』や『モチモチの木』に感動したので、こちらも読みました。前出2作を越える感動がありました。
秋田のくにに住む山男「八郎」のおはなし。その男の強さとやさしさが、黒一色の切り絵で壮大に綴られます。
どうして自分がこれまで大きくなりたいと願ってきたのか、その理由がわかったと荒れる海に叫ぶシーンには読みながら涙ぐんでしまいました。
語りの秋田弁が難しく、つたない私の語りでは、一緒に読んでいた息子はわからない言葉も多かったと思うのですが、その迫力と雰囲気で、最後までじっと聞いていました。