小学3年生の海音ちゃんの作文を下地にした絵本です。
タイトルの二平方メートルって何だ?
と思いながら本を開きました。
主人公海音ちゃんは、病気で長期入院している。
自分の動ける範囲は、ベットの中だけ。
それを表現したのが「二平方」だったのです。
つらい入院生活だろうに
家族に、自分が入院することによる負担が行くことを
とても心苦しく思っている様子の海音ちゃん。
子どもって、実はこういうことに敏感なんですよね。
私自身も、子供のとき、
自分の体のことで通院を繰り返していた時
親の顔色を窺っていたことを思い出しました。
オーバーテーブルの裏の落書きは
そんな狭い世界を共有する(した)子供たちとつながることなのかもしれません。
すてきな文章でした。