私は捨て猫や捨て犬に遭遇したことがないので、
この本のような経験はありませんが、
息子がもしも拾ってきてしまったらどうしよう。
そんなことをまず考えさせられるテーマでした。
お話の主人公 ちいちゃんのお家でも、
事情があって飼えないのですが、
その代わりにとお母さんとちいちゃんが奔走。
学校の子供達に嫌な言葉を投げかけられても、
小さな命のことを考えて耐え抜く。
なかなか出来ることではありません。
その姿にはとても感動しました。
私としては、
大家さんが子猫の存在に気付き、
あと一週間で何とかしなさい、と最後通牒を突きつけた時、
大家さん自身も、きついことを言うけれど、
自分で保健所に連れて行くのは嫌なのではないか?
だからその期日が来て、
「自分で保健所へ連れて行きなさい」なんて言い出したらどうしよう・・・と思ってしまいました。