こちらの絵本は、文字は無く、白黒で描かれた風景が続いてお話が繰り広げられていきます。登場する女の子のかさだけが真っ赤に塗られ、読み手はその赤いかさを追いかけるように読み進めていきます。
娘たちが今より小さい頃、二人ともこの絵本が大好きで、「お話つくってー!」と何度もせがまれました。文字のない絵本は、好きなようにセリフを考えたりお話を自由に作ったりできるところも楽しいです。
静かな雨の日の風景と、燃えるような赤のかさ。それだけでとてもドラマチックな展開が待っているような気持ちになります。想像力を働かせて娘たちもいろいろなセリフを考えたりして楽しんでいました。