小学校での読み聞かせ活動でクリスマス時に読み聞かせるクリスマス関連の絵本をと云われ、たまたま図書室で手に取ったうちの一冊でした。
帰宅後ページを繰ってみて直ぐに絵の作者の名前を確認しました。
その絵は淡々とした静けさの中に心の一点を優しく締め付けるような鋭さ、それでいて気持ちが周囲からじわ〜っと温められてくる感触。そしてこどもの目線からとしか思えない溢れ出る言葉の数々。
なぜこの作家さんを今迄知らずにいたのかと、節穴の目を持った自分を責めるほどでした。
この後堰を切ったように植田さんの画に拠る絵本、単行本等々を買い漁ってしまったほどです。
こんなクリスマスエピソードに包まれたこどもはとても幸せだと思ってしまいました。