阪神淡路大震災から10年が過ぎました。
いろいろな報道に接し、改めてあの日を思い返しながら
子ども達にも伝えたいという想いでこの絵本に出会いました。
私自身の体験は、台所で立ちすくんでしまったこと、
夫が布団ごと長男を抱えてたんすの前を離れたこと、
ガスが止まったことくらい。
双方の実家では食器が割れたりたんすが倒れたりでしたが皆無事。
ずっと何もできなかった想いでいます。
この絵本では、知っていたけど、という少年が支援コンサートで関わる、というおはなしです。
被災者ではなかったけど、何かできることは、という想いを
表現した作品ではないでしょうか。
淡い色彩がチェロのメロディーを奏でます。