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移動するものたち

移動するものたち(小学館集英社プロダクション)

谷川俊太郎さん推薦! 黒い夜の森を捨て、旅に出る動物たち……移民の旅の現実を描くサイレント絵本

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新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

けやきの木の下で」 かおりせんせいさんの声

けやきの木の下で 作:三輪裕子
絵:鈴木 まもる
出版社:PHP研究所 PHP研究所の特集ページがあります!
税込価格:\1,495
発行日:1994年
ISBN:9784569588865
評価スコア 4.4
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みんなの声 総数 4
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  • 200歳の木

    「わたしは、けやきです。とうとう切られることになりました。
    どなたか、わたしの命をもらって下さい。」
    けやきの木の前で看板を持ったおばあさんが
    一生懸命にお願いしていました。まるでおばあさん自身が
    “わたしの命を助けて下さい”と町中の人に呼びかけているかのように
    感じ、このおばあさんの切実な思いが胸が痛くなるほど
    伝わるのです。

    そのけやきの木は、おばあさんの家の庭にある200才の大木。
    先に亡くなってしまったおじいさんや遠くに嫁いでしまった娘達。
    それぞれとの思い出がたくさんつまっていました。
    しかし、おばあさんも病気で体が弱くなってしまい
    子どものもとへ行くことになってしまいました。
    そのためにこのけやきの木が
    切り倒されることになってしまったのですが・・・

    この200年というなが〜い年月。けやきの木がどのようにして
    過ごしてきたのか?全然想像が付かないのですが、
    おばあさんの呼びかけで集まってきたたくさんの村人の様子から
    いつでも村人を静かに見守り、勇気づけて来たことが
    まるで私も一緒に経験してきたことのように感じ、不思議な
    感覚がしました。
    また、だんだんと小さくなっていく木は
    「精一杯生きてきたよ。ありがとう」と、
    おばあさんに話しかけてるようで、じ〜んとしました。
    そして、新たな命を吹込まれたけやのきの木もどれも
    新鮮で有り、心がこもった物ばかりで和やかな気持ちになります。

    全体的に心に響くお話しに、素敵な思いでいっぱいの挿絵が
    何ともいえない絵本でした。

    投稿日:2008/10/14

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