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よあけ」 夏の雨さんの声

よあけ 作:あべ 弘士
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2021年10月06日
ISBN:9784033521206
評価スコア 4.43
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みんなの声 総数 6
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  • 絵本の名作の誕生

    舞台は極東シベリアの原生林の間を縫う大河ビキン川。
     「黄金の9月」と呼ばれるほど、森の木々は赤や黄色に染まっている。
     その川を下る小さな舟に、村一番の漁師のじいさんとわたしが乗っている。じいさんが獲った獣たちの毛皮を町に売りにいくのだ。
     夜になって、二人は岩山に身を寄せる。
     火にあたり、お酒を飲み、じいさんの話を聞く。
     大きなトラの話、イノシシ同士のケンカの話。
     夜は更け、空には満天の星。

     朝。
     目覚めるとあたり一面、真っ白な霧に覆われている。
     そして、二人はまた舟に乗って町をめざす。
     霧に浮かぶ二人の影。
     「わたしのうしろを、舟がつくる波がついてくる。」
     やがて、霧がはれ、陽の光があふれたその時。

     読者は開いたそのページに、きっと息をのむだろう。
     黄金色で描かれた、よあけの世界。
     きっと世界は、朝になると新しく生まれ変わるに違いないと、確信できそうなそんなページ。
     絵本作家あべ弘士さんは、なんと素晴らしいことを描き、教えてくれたのだろう。
     おそらく長年、生き物とともに生きてきたその果てにある、世界の生まれ変わりへの確信だと思う。
     同時に読者は、映画にも絵画にも小説にも音楽にも劣ることのない、絵本の力を実感するだろう。

     絵本の名作が、ここにまた一冊誕生した。

    投稿日:2021/12/05

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