魔法使いのおばあさんのお話です。
おばあさんは赤いマントを着ていて、
毎日毎日魔法ばかりかけていました。
すっかり飽きてしまったのでマントをほどいて
魔法を解くおばあさんになってみようと
思ったのです。
魔法を解くおばあさん?
一体どういうことなんだ?と最初は思いました。
今まで魔法をかけてきたものから魔法を解く
そのためにマントをほどくそうです。
ほどいて、魔法を解く呪文を唱える。
わざわざマントの糸をほどくのに
意味があるんでしょうか。
このお話はその呪文を思い出しながら、
一つ唱えるたびに魔法からとけていく様子が
楽しめるお話です。
なかなか思い出せない呪文、
魔法からとけた意外なもの。
お話の先がずっと気になる内容でした。
文字が大きめなので低学年くらいから
読めると思います。