自分たちは、ろくろく食べるものもないのに、息子同様に可愛がっているねずみに、お正月の大切なお餅をごちそうしてあげて、ねずみがお相撲に強くなります。お友達にもごちそうするねずみ。それでどちらとも、勝負がつきません。気のいいねずみが、愛おしくなります。
「デンカショデンカショ」のかけ声が可愛く、、ぺったんぺったん、すっぽんすっぽんという擬態語の響きも心地よいです。
最後はおじいさんたちは、お金持ちになり、二匹のねずみは、相変わらず、仲良く相撲をとっているという結末で終わります。
心優しいおじいさん、おばあさんとねずみとの暖かい交流に、ほっとできます。
二俣英五郎さんの絵の雰囲気も大好きです。