いたばし国際絵本翻訳大賞(イタリア語部門)最優秀翻訳大賞を受賞した作品。
読書好きにはたまらない、おはなしが生まれるイメージを描いた作品です。
どこかの長生きのおじいさんがタイプライターでしたためた紙を
なんと、種のように地面に埋めて育てるのです。
やがて一本の木となり、おはなしの葉が生い茂り。
その葉は収穫され、製本され、紙のつばさとなって旅立つ様子は、なかなかの光景です。
そして、読者との出会いも、そうそう、こんな感じですね。
読者と出会ってこそ、おはなしが完成するのですから。
こんな素敵な出会い、ぜひ、体感してほしいです。