可愛らしい表紙に引き寄せられて手に取ったこの絵本。
亡くなったおばあちゃんが住んでいたお家にこの女の子一家が引っ越してくるところから始まります。
女の子の名前はミル。とっても食いしん坊な女の子。
お家に着くと、亡くなったはずのおばあちゃんがいつも作ってくれたクッキーの匂いをどこからか感じ、台所へ引き寄せられます。
そこでミルは不思議な出会いをします。
ページ数は多いのですが、絵がふんわりとやさしく、これからどうなるの?とページもどんどん進み子どももじっと聞き入ります。
女の子がお鼻をくんくんとする場面では、子どもたちはクスッと笑い、クッキーが出てくるとなんだかどこからかクッキーの匂いを感じお腹が空いちゃうような絵本です。
それぞれの家庭に特別なレシピがあって、思い出の味が受け継がれるというのは素敵だな、明日は子どもと一緒にクッキーでも焼いてみようかななんて思わせてくれる絵本です。