可愛い2匹の子猫のペンキ屋さんのお話です。
2匹にはペンキの缶に書いてある色の名前が読めません。でも「どうってことないさ。」「ふたをあければあかはあか。」と、物怖じしません。違う色のペンキを混ぜ合わせ、積極的に次々と新しい色を作り上げていきます。子猫たちの生き生きとした様子を見るうち、自分が幼い頃に楽しんだ色水遊びを思い出しました。
緑色のペンキが欲しくなってから「黄色と青を混ぜる」という結果にいたるまで、思い悩むことなく、これとこれを混ぜたらどんな色になるのかな、と突き進んでいく姿に、大好きなことを見つけた時の子供の夢中な様子が重なりました。誰かが教えなくても、必要なことは学びとっていくという逞しさを感じました。